2015/04/20

【写真解説】中学生プロ棋士、あの藤井聡太さんのようなプロ棋士みたいな将棋駒の指し方・指使い どうしたら、ぱちんっと、かっこよく指せるのか連続写真で伝授

あの藤井聡太さんは5歳から将棋を始めたそうです。
藤井聡太さんガンバレ!

とうとう29連勝しましたね。
藤井聡太さん、次は30連勝ですね。
今後は、つぎつぎと強敵現る!
という展開になるでしょう。
実は昨日の増田四段との対局をリアルタイムで見ていました。
最後はすごいチカラ将棋でした!
深浦棋士とカンナ女流棋士の解説でした。

プロ初対局初勝利から続く「新人連勝記録」で歴代1位の記録保持者・
14歳2ヶ月でプロの将棋棋士になった藤井聡太さんが、連勝中ですね。
プロ初対局初勝利から続く「新人連勝記録」としては歴代1位の記録保持者だそうです。
どこまで記録を伸ばすのか。

楽しみです。

ここでは、中学生プロ棋士、あの藤井聡太さんのようなプロ棋士みたいな将棋駒の指し方・指使い、どうしたら、ぱちんっと、かっこよく指せるのか連続写真で伝授します。

将棋駒のさし方・指使い

日本以外にお住まいの方に説明しますと、将棋とはチェスのように対面して行うゲームです。
チェスの駒のように役割を与えられた駒が並んで向き合うところからゲームが始まります。
チェスも将棋も、インドのチャトランガというボードゲームが発祥と言われています。


チェスと違い、将棋で特徴的なところは、穫った駒を穫った側が利用できるという点です。
これは、捕虜を自軍の兵として活用することに似ています。
これは、戦国時代からの日本独自の考え方によるものとも言われていて、降伏し捕虜となった者は殺さず、新たな活躍の場を与える考え方と言われています。
ただし、そうして、持ち駒として「打たれる」場所は、そうとうややこしくてたいへんな局面の戦闘の前線なので、殺されなかった捕虜としても、こき使われてなかなかつらいですよね。

前置きが長くなりましたが、この記事では、将棋の手筋や有利な進め方や戦い方ではなく、さし方のかっこ良さだけを解説します。

将棋のプロ棋士や将棋の強い人は、パチンと音をたてて、かっこよく将棋駒をさします。
この記事では、どうしたら、美しくかっこよく将棋駒をさせるか、指使いなどを連続写真で伝授します。

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将棋をはじめたばかりのお子さんにも

ぜひ教えてあげてください。

藤井聡太さんはおばあちゃんに教えられて、

5歳から将棋を始めたそうです。

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<将棋駒のさし方・写真解説>
1駒を持ち上げる
まず、中指を駒の先端付近に押し付ける当て、駒のお尻に親指を当て、親指で浮かし、ふたつの指で持ち上げます。

<将棋駒 指使い 中指を押し付ける>


2親指で、駒のお尻が持ち上がってきました。
写真ではよく見えるようにひとさしゆびを引っ込めていますが、次の3の動作のために、ひとさしゆびを下げておいてもかまいません。

<将棋駒 指使い 親指で浮かす>


3ここが難しい!
親指と人差し指を、すばやく入れ替えます。人差し指がスライスする感じ。ここでもたもたしてはいけません。万が一、左手の指で補助したらば、絶対恥ずかしい。

<将棋駒 指使い 親指と人差し指の入れ替え>


4指の入れ替わり、成功!
写真では、都合上、謙虚に低く撮影していますが、この時、一番高空状態(?!)です。

将棋駒は、中指が上、人差し指が下側で、はさまれた状態です。

これはが、将棋駒の持ち方で、一番特徴的な瞬間で、絵になる瞬間です。

※10センチ以上、あるいは自分の頭のてっぺんくらい以上の高さまで上げる人(子供)もいます。
手首にスナップをかけたようにすると、マンガっぽくてかっこよさ最高!
詰めが見えたとき、必至をかけるとき、はずかしがらずに大胆にやりましょう。

<将棋 指使い 中指と人差し指のサンドウイッチ>


5着地点へ狙いを定め、近づける。
指使いはほぼ同じですが、気持ちの中では、駒の頭が着地点を目指しています。

<将棋駒 持ち方 着地準備>
この技をやる場合には、ほとんど落下しているに近いです。


6駒の頭を盤に付ける。
駒の着地のはじまりの瞬間。

<将棋駒 指使い 着地>


7ここが肝心!
今まで下側で支えていた人差し指をすばやくひっこめて(人指し指の第2関節を折り畳むようにする)、駒を打ち付けるように置く。
パチンっと音がする。
慣れてくると、これを10センチ以上、上空から行えるようになる。

<将棋駒 持ち方 音をたてる>


※いったん先の升目に着地させ、目的の升目まで引く、という方法もあります。
これは、とくに歩がひとます進むときに相手に威圧感を感じさせますが、マナーが悪いという評価はされません。

ただし、大きな音を立てるより、やさしく小さめな音のほうが品があって、ある意味、棋力が高そうに思えることもあります。
私自身は、小さめの音をたてるほうが好きです。

この記事の写真で使用した駒は、プラスチック駒です。
王将駒とも言われたり、水無瀬書とも言われたりします。
プラスチック駒の中では高級感のある将棋駒で、安い木駒よりも使いやすいです。

もちろん、将棋駒のさし方の練習には最適です。
ぜひ、ひとつ手に入れましょう!
以前、将棋に不慣れな方といっしょに、この将棋駒で対局したところ、このプラスチック駒の、あまりの美しさ、製品としての完成度の高さに、ほんとうに驚いていました。
安い将棋駒ですが、けっして安っぽくはありません。

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【おまけコラム 将棋駒「打つ?」または「さす?」
では、囲碁は?】
ところで、「将棋駒を打つ」という言い方をする人がいますが、将棋駒を動かすことは通常「打つ」とは言いません。

将棋で「打つ」という言葉は、持ち駒を使うときの意味です。
「打ち歩詰め」とか。(これは禁じ手ですけど。)

囲碁の場合は、碁石を打つと言いますが、将棋駒は「さす」と言います。
将棋駒を動かすことと、将棋を行うことも「将棋をさす」と言います。
たとえば、「来週、将棋会館に行って、将棋でもさそうか」などといったりします。

なぜ、「打つ」と「さす」の違いがあるのかというと実は簡単です。
打つとは、盤上の外から、何かを置くことです。
囲碁の場合は、何も無い盤上に、ひとつずつ碁石を置いていくゲームです。
しかし、将棋は、向かい合うように駒たちが並んでいて、はじめから、そこに居ます。この駒たちが動き合うことがゲームの進行となります。
なので、将棋駒は原則的に「打つ」ゲームではないのです。
ただし、捕虜として確保された持ち駒が改めて再利用しようとするときは、盤上の外(場外)から、あらためて盤面の置かれることになるので「打つ」と称されるのでしょう。

これは私の宝物。昭和?年の無銘の古い彫駒。相当、古い感じ。木質はとても堅いが、黄楊駒かどうかは不明。

※この記事は、以前に別のブログサービスのサイトで将棋や将棋駒に関して自分が書いた記事を構成しなおしたものです。



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